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「障がいがある人の創作・表現活動に関する研修会(短縮版)」の講師を務めました

「障がいがある人の創作・表現活動に関する研修会(短縮版)」の講師を務めました
岩手県障がい者芸術活動支援センターかだあると(岩手県社会福祉事業団が県から受託)主催による研修が盛岡市アイーナで開かれ、板垣が講師を務めました。

今回は8月に開催予定の研修に先立っての短縮版として平日夕方の実施で、参加された方の多くが特別支援学校の教師の方々でした。

今日の研修は講義とワークの2部構成。ワークでは制作場面のロールプレイに、皆さん様々な発見をされたようでした。

教壇に立たれる方が多かったので、学校のカリキュラムとしての美術やその指導要領などに対して、どのような視点をもって臨むことで授業を真に生徒さんにとって豊かなものにできるか、というお話にも時間を割きました。

質疑では、重度心身障害のある生徒さんの支援についての質問をいただきました。発語や自発的な四肢の動作に困難がある生徒さんに、どんなアート体験が提供できるだろうか…。これは、重度心身障害のある方の支援にあたる方が共通に抱いていらっしゃる思いだということを毎回感じます。

他者のサポートを大きく受けつつも、いかにしてその中に本人の意思を反映させていくか、その具体的な方策についてお話ししました。また、アート体験とはすなわち心にとってどんな体験なのかというその本質をとらえれば、通常の「アート」の枠にとらわれない多彩な「心揺さぶる体験」が可能になる、というお話をしました。